【株塾の復習】No.52「すべての移動平均線が下を向いている時の陽線は信用しない」

しまねこです。

過去の株塾の復習をしていきます。
No.52 2016/5/24放送分。テーマは「すべての移動平均線が下を向いている時の陽線は信用しない」

11月末で株塾ライブラリが終了してしまうので、過去分を焦って見直しています。

この日の放送では「怒ってるぞ!」のコーナーもありましたが、そちらはスキップさせていただきます。(ちなみに怒っていたのは航空会社の遺失物の対応についてでした)

東京マーケットの解説

放送時点の東京マーケットを見ていきます。

放送当日の日経平均は155.84安の16,498.76円で続落でした。
(今の水準から見るとかなり安かったですね)
底値から上がってきて、16,500円を底にしてボックス圏になっている。
それが10日間続いていて、放送当日はボックスの下限。

陰線で下限の16,500円を割ってくるようであれば売りヘッジが必要。

踏んでいる時と割ったときは違う。
踏んでいる時は見込みがある。完全に割ったときは下がってしまう可能性がある。
この日の陰線は「踏んでいる」と捉えるんですね。

放送時点のドル円の為替は20日線の攻防
下げていた20日線、60日線が横ばいになり、一度下げて前の安値を割らずに戻したらこの二つの移動平均線が上を向いてくる。

為替が上がれば(円安になれば)株価も騰がる。
為替も両にらみで見ていく必要がある。

実際にはこの後、前の安値を割って下げてしまい、株価もそれに伴って下落しました。
この時の前の安値近辺での陽線はこの回のテーマ「すべての移動平均線が下を向いている時の陽線は信用しない」がピッタリハマっています。

テーマ「すべての移動平均線が下を向いている時の陽線は信用しない」

プロでも引っ掛かってしまう。
気持ち的にも陽線を待っていたりするので「来た!」と思ってしまいがち。

下げ始めて3ヵ月や6ヵ月経っている時は買ってもいいが、1~2ヵ月下げていて60日線も20日線も、5日線も下げていて、5日線のはるか上に60日線、20日線がある下落局面の時に、陽線がポンと出ても、まずは信用しない
空売りを切って買いを入れてしまうと、次の日陰線で下がるというのは良くある。

信用していいのは20日線が横ばいになっている時や、上を向いている時

下げが3ヵ月くらいになって、一度ある節目で底を付けて、一旦5日線の上に陽線であげて
もう一度下げて前の安値を割らないでまた陽線が出たら、ここが「底」買っていい。

トレードするときは移動平均線の向きを常に見て、待ちに待った陽線でも まずは一呼吸おいてみる。5日線の上に出た陽線の翌日に5日線を割った陰線が出ることがある。その時は空売り!

実際のチャートを見てみます。過去の日経平均のチャート

待ちに待った陽線で売りを切って買いを入れると、翌日陰線で下落…。
1回目で5日線の下の陽線では待ってみる。2回目の陽線や5日線に接したり、5日線を越えた陽線で売りを切る。

陽線が出ると空売りの儲けが減ってしまうのが怖くて、空売りを切ってしまう。
それだけならまだしも、買いを入れてしまう。
移動平均線の向きを見て、下げている場合待ってみる
(しまねこもいっぱい陽線に騙されたので(;’∀’)、信用しない!を身をもって感じています)

リスナーからの質問

相場さんの利用しているチャートは?

前説で、相場さんの利用しているチャートについての質問がありました。
相場さんの利用しているのはパンローリングの『チャートギャラリー』
以下に詳しく書いていますので、参考にしてくださいね。

相場さんはJPX400銘柄を毎日全てのチャートを30分で確認されているとお話しています。
上下ボタンでサクサク銘柄を切り替えられるチャートギャラリーと、瞬時に判断できる技が無いとこの時間内でのチェックは厳しいです????

しまねこも最初は3~4時間掛かってましたが(遅すぎ?)、少しずつチェック時間が短くなってきました。
30分くらいで終えられるようにはなったのですが、、技がまだまだなので精度が悪いかもしれません…。改善していかなきゃ。

ちなみに、最近は JPX400全てを見ることより、観察銘柄としてピックアップした20銘柄位を毎日観察することを勧められていますよ。

1ヵ月頑張ってみたのですが・・・悩んでいます

リスナー”ヒデ”さんからの質問
何とか「うねり取り」を習得したく、一か月前から「相場師朗の株塾」の放送を過去から見て重要な所を書き留め、チャートギャラリーで建玉の練習もしています。
しかし実際のローソク足の動きは思いとは全然違う方向に動くことが多く、建玉の操作の練習では上げ下げに対応できません。

後で振り返ってなぜ逆に動いたのか自分ではわからない場面が多く、復習してもどう考えたら上手く行くのか正直悩んでいます。
今までラジオでお話されていることを全て習得しても、建玉で利益を得ることは実際には出来ないものでしょうか?先生しか知らない経験則が引き出しの中にあるのでは・・・
(一生懸命やっていると、必ずぶつかる想いですね。
しまねこも迷いながら続けています。最近ちょっと賢明さが足りないから、それを反省してます????)

1ヵ月やって出来ないからと言って、この放送の内容だけじゃダメなんじゃないか?他の良い方法があるんじゃないか?ではない。
キャベツの千切りでも3日でできないから、他にいい包丁とかキャベツを求めるんじゃなくて、基本的に経験がまだ浅い、ということ。

時間は掛かる。壁に当たるのは当たり前のなので、なんとか潜り抜けてほしい!

辛くてもやり抜くと、ある時「(いままで相場さんがお話していたことが)あの時相場師朗はこういう意味で言っていたんだ!!」と雲が少し消えて日が差してくる瞬間がある。

どこが分からない箇所を明確にして、分からない箇所について トコトン考えて、一つ一つ潰してみる

相場さんも悩んでいた。
壁にぶち当たったときに、違う方法があるんじゃないか?と思ったら壁は越えられない
辛くても同じことをずーとやってみると、壁にひびが入ってくる。

年に13回手仕舞うというのは

次は”愛しのローソク足”さん
「プロは年に13回程手仕舞う」と仰っていましたが、うねり取りの場合上昇や下落が3ヵ月から6ヵ月に及ぶこともありますが、ヘッジを入れながら建玉をしていくと手仕舞うまでにかなりの期間になります。13回手仕舞うのはもみ合いの時を指すのでしょうか?

疑問に思われるのは当然、と。
例として協和エクシオ(1951)を見てみます。

5日線を割った陰線で空売りを入れて、300日線を目途に空売りを持ったまま買いを重ねて、
一度目の下げでは売りヘッジで凌ぎながら上昇を取っていく。

上昇1ヵ月、下落3ヵ月と、一か月で手仕舞うとは限らない。

違う時期のチャートを見てみます。

この場面では一か月経たずに手仕舞い。
平均すると10~13回くらい。

初心者は15回位がいい。
毎月1回よりも早く区切った方が安全。やられるときは長持ちしてやられてしまう。

日経平均でも見ていくと、局面によって区切りの期間は変わる。
B局面の時は半月~1ヵ月(もっと短い場合もありますね)
上昇局面の時は3ヵ月~6か月

とても詳しく説明してくれていますね。

過去放送分の動画の視聴方法と放送リストはこちら

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