【トレードの道具】トレードステーションHACK②捨て子線
しまねこです。
またまた、マネックス証券のTradestation(トレードステーション)のお話です。
トレードステーションは株価データを元に自分でロジックやインジケーター(売買プログラム)を書いて、システムトレードが出来るツールです。
詳細はこちら↓からどうぞ。
「7の法則」のローソク足カウントをするロジックは出来ました。…が、ちゃんとカウントのスタートのローソク足が相場師朗さんのものと合っているのかちょっと心配で、相場さんの動画を見返しています。
さて、その作成過程でトレードステーションの中をいろいろ観察して、面白かったことを共有していきます。
トレードステーションに用意されているロジック
Tradestation(トレードステーション)にはいろいろなロジックが用意されています。
①ではローソク足を見分けるロジックとして「丸坊主」を取り上げました。今回は「捨て子線」
言葉から「なんじゃそれ?」と思いましたが、これも酒田五法(さかたごほう)にあるローソク足のパターンのようです。
捨て子線はC_AbandonedBaby関数で抽出できます。
捨て子線
捨て子線とは、十字のローソク足が宙に浮いて、前後のローソク足と離れているチャートです。
十字がぽつんと捨てられたように前後に窓を開けていることから「捨て子」というそうです。
下落相場で陰線の後に下に離れた十字が出て、翌日上に陽線が現れた場合は買い転換のサイン。
十字は買いと売りが拮抗しているときに出るローソク足で、転換となる場合が多いとのこと。
上昇局面で陽線の後に窓を開けて上に十字が出て、翌日下に大陰線が出た場合は天井を示すサイン。
トレードステーションでこの「捨て子線」を検知してみました。
検知したところを丸で囲んでいます。
トレードステーションでは捨て子線(天井)の場合、チャートの該当のローソク足にピンクの●が付いて、捨て子線(底)には水色の●が付きます。(ちょっと見にくいですが )
さらにレーダースクリーン(表)には、そのローソク足が出た日(今日から何日前か)が数字で表示されます。
どちらも、天井でも底でもないですね~
相場さんが酒田五法で当たらないものがある、というのはこのことかも。
あんまり底でこの形(捨て子線(底)の形)を見ない気がします。
下落局面でローソク足の実体がだんだん小さくなっていって陽線勝ちになって…という形はよく見ますが、それでも底を見分けるのは神業なので、売りを入れながら買いを仕込むという相場さんの手法が優れているなぁと改めて感じました。
リーディングで10年分チャートを見ていくのと合わせて、トレードステーションで検知した印の付いたチャートを10年分見ていくと、こんな発見もあって面白いです。
これからも中身をいろいろ覗いていきたいです。
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