【書籍】『脱イナゴでしっかり儲ける20銘柄バスケット投資術』を読みました

しまねこです。

連休中に、Bコミさんこと坂本慎太郎さんの本『脱イナゴでしっかり儲ける20銘柄バスケット投資術』を読みました。

脱イナゴでしっかり儲ける20銘柄バスケット投資術 [ 坂本 慎太郎 ]

4/20に相場師朗さんの新刊と同日に発売された書籍なので、競合だったかもしれません。
ランキングでは相場さんの本「一億円株塾」が上のようですが^^
「一億円株塾」の所感はこちら↓

しまねこは、相場式(相場師朗さんの提唱する手法)の技を身につけようとしている身なので、
他の投資家の本を読むのは邪道じゃないの~という声を聞こえてきますが、(笑

マネックス証券のシステムトレードツールである「トレードステーション」を学ぶ中で、Bコミさんを知り(トレードステーションを利用されていて、セミナーなども行っています)トレードステーションの利用方法や、その投資手法にも興味を持っています。

いいところは取り入れていきたいと思っていて、
これからも気になった投資本は読んで、良かったものはブログでも取り上げていきたいと思っています。

脱イナゴって?

本のサブタイトルになっている「脱イナゴ」。
相場式から株を始めると、基本はJPX400の中から銘柄を選び、出来高は100万株以上(新刊では、時価総額が3000億円以上、1日の出来高50万株以上)なので、仕手株やTwitter界隈で話題となっている銘柄に触れる機会はありません。

しまねこも基本はJPX400から選びますし、(JPX400にマザーズやジャスダックの銘柄も数銘柄含まれてはいますがかなり数は少なく)マザーズやジャスダックの話題の銘柄とは無縁でした。

株を始めたのに、株好きの方たちの話している銘柄に「???」という状態でした。
そして、Twitterで株関連のアカウントをフォローすると、そんな銘柄にどんどん出くわします。

中には買い煽り?と思われる記載や銘柄もあって、「〇〇銘柄が買い!」とか「XXXXまで上がる!」とか
そんな言葉に乗って、株を買うのを「イナゴ」と呼びます。そんな銘柄を「イナゴ銘柄」と。
最近ではニチダイとか、その前は杉浦倉庫がイナゴ銘柄としては有名でしょうか。

材料が出て、人気が過熱し株価が急騰して、その後急落する 俗称「イナゴタワー」が出来ている銘柄です。
しまねこも勉強の為に、この銘柄の動きを観察していました(もちろん、イナゴになっていません 笑)

確かに、株を始めよう!と思って、何を買えばいいの??という分からない状態でTwitterを始めてしまったら、おススメ銘柄に乗って、気が付かないうちにイナゴ(しかも「殿様イナゴ」の養分となる「養分イナゴ」詳しくは本でご確認ください)になっている絵が想像できます。

この仕手株に巻き込まれず、自分で考えて銘柄選定出来るようになりましょう。というのが本の主旨です。(しまねこはそう受け取りました^^)

20銘柄バスケット投資術とは?

奇をてらった事は書いてなくて、すごく真っ当な作業が書かれていました。

200銘柄の銘柄候補を決めて、
その中から実際に売買する20銘柄を選定
それを入れ替えたりメンテナンスしながら、200銘柄を追っていくことで相場観や癖などを身につけていこうというのが”20銘柄バスケット投資術”です。

相場式でJPX400を毎日チェックする行為はこれと同じだなと感じていて

①400銘柄を見続ける(JPX400はタイムラグはありますが、ファンダメンタル的に厳選された銘柄)→JPX400の銘柄選定についてはこちら
②その中から今週これを手掛けようと思う銘柄をピックアップ(週足チェック)
③ピックアップした銘柄でトレード
④負けた銘柄も観察し続ける

ただ、JPX400だと面白みに欠ける…というところもあります。
しまねこはJPX400を見続けているのですが、話題の銘柄 例えば「AI」や「ロボット」「EV」等のテーマ株も賑わっていていいな~と思うことも。
一年に1回見直しのタイミングがあるのですが、厳選した銘柄群なので新興銘柄はなかなか入ってきません。

JPX400という枠にとらわれず、200銘柄をセクターを分けながら、自分の感性で選んでいく、というのは観察する銘柄にもっと愛着が湧きますね。

そして、200銘柄という数もベストな気がします。
400銘柄を毎日見るのって、地味に大変なんですよね。。
一年半やってみて実感しています…。
相場さんは30分くらいで見れる、と仰っていますが、しまねこはいまだに2時間掛かってしまいます。。しかも自分は絶対にトレードしない値嵩株もあり、、
楽な方に流れるわけではありませんが、200銘柄位が集中力も続いて、丁度良いかもしれません。

自分で選ぶことにも納得感がありますよね。
本の中にもこの”納得感”が大事ということも書かれていて、
トレードして負けても、自分で選択し、自分で考えてエントリーしたものだからこそ、反省もできるし次に活かせるということ、ありますよね。

エントリーにテクニカル分析はダメ?

大筋でとても共感できる内容だったのですが、
Bコミさんはテクニカル分析でこの形になったらエントリーという攻め方はしていません。テクニカルには少し否定的な姿勢なのかな?と感じています。

何を重視するのか?は”需給と業績”とのことなのですが、
需給は歩み値や板、出来高に表れますが、出来高急増をエントリーのアイデアにするとイナゴに逆戻りですし、
板読みとなると二の足を踏んでしまいます。。

前作の”板読み投資法”は相場さんが板は見ないと仰っているのと、歩み値や板を見る=ザラ場を見ることになるので、その時間を掛けるより練習に時間を割いた方がいいかな、とまだ手を出していません。

実際に200銘柄を選んでみました

・・・というわけで、どう活用していくかはまだはっきりしていませんが????
しまねこの200銘柄を選んでみました。
書籍の1ヵ月目チャレンジです。

その過程で、四季報に触れたり…業界地図を見てみたり
相場式とは違う出会いがありました。

その銘柄をトレードステーションのレーダースクリーンに登録してみました。

基本的に今まで手掛けたものや、JPX400でメインに見ていたものは含めました。
(値嵩株でそもそも手を出せないものは除きました)

同時にパンローリングのチャートギャラリー用にもリストを用意したので
こちらを毎日チェックしていきたいと思います。

思ったこと

株の手法はいろいろありますね。
成功している方の考え方も様々ですし、相場の状況によっても勝てる手法が変わって行きます。
これが一番!という聖杯はない、ということも感じています。

1年半株トレードの世界に身を置いて(短いですが????)
なんとなくわかってきたことは、なんでも良いから狭く深く極めることが大事だってこと。

技や芸の道は「守破離

守破離(しゅはり)は、日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。
「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。
「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。
「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

しまねこはまだ「守」の段階なので、基本は曲げないで相場式の練習を続けていきます。

まだまだ「破」には早いのかもしれませんが、(その時が来たら…)
いいところは取り入れて、自分なりの納得のいくやり方を極めていきたいです。

脱イナゴでしっかり儲ける20銘柄バスケット投資術

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