【書籍】『ヒルビリー・エレジー』を読みましたよ

2018年1月27日

しまねこです。

気持ちいい天気ですね。
4月のアカデミーヒルズのブックレビュー で取り上げられていた『ヒルビリー・エレジー』を読みました。

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ヒルビリーとは?

著者のJ.Dヴァンスさんは、アパラチア山脈の走るケンタッキー州ジャクソンと、ラストベルトであるオハイオ州ミドルタウンで育ち、自らをヒルビリー=白人労働者階級の田舎者と言っています。

海兵隊に入隊し、その後オハイオ州立大、イェール大ロースクールを経て、現在はシリコンバレーの投資会社で活躍されているそう。

著者の祖母、母を含め、ヒルビリーは、10代での妊娠、低い進学率、アルコールや薬物に対する依存症、家庭内暴力が普通にある環境で、
希望を失った彼らは真面目に働くことをせず、非正規雇用や失業によって更に貧困になっていくという悪循環の中に状況が書かれています。

筆者もそんな環境で育ったが、祖母の愛情や周囲の助けがあって学ぶことによってヒルビリーの生活を抜け出すことができたとのこと。

この本には筆者の半生が綴られています。
著者自身もアメリカ東部の都市部に住む中流家庭との違いを感じ、アメリカの分断を1人の物語から感じ取ることができます。

希望を失わないということ

確かにこんな希望がない環境で、オバマ氏のグローバルな政策や思想は響いてこないなぁと感じます。
クリントン氏ではなくトランプ氏が勝利したことも納得できます。
アメリカでの格差の大きさを感じると共に、日本はどうなんだろうと気になりました。

希望を失わないこと、これが何より大切なんだなぁ

相場さんの株塾でも美智子皇后のお言葉を引用して「橋を架ける気持ち」という話をされていましたが、
橋を架ける気持ちを無くしたり、努力をしなくなったりしないように、
希望をもって株にも何事にもあたりたいとしみじみしました。

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